「猫が居る住居にはゴキブリが居ない」とよく言われる。確かに、猫たちが家に来てからはゴキブリの姿を見たことは無い。しかし、猫たちがゴキブリを殺した形跡はどこにも無い。それでは、なぜ、猫が居る住居にはゴキブリが居ないのだろうか?集団生活を行う…
「猫はカブトムシを襲ってしまうのでは?」その疑問に対し、前回は、「人類と猫」の歴史的視点から、考察してみた。今回は、「猫のDNA調査」に基づく科学的視点から、これを考察してみよう。 1.前回の考察の要点(「人類と猫」の歴史的視点から) 昔から、…
「猫はカブトムシを襲ってしまうのでは?」そう疑問に思う人も多いだろう。 1.猫の知能は、人間の3歳程度 一般に「猫の知能は、人間の3歳程度」と言われる。人間の3歳程度なら、カブトムシに悪戯(いたずら)をするのも無理はない。飼育ケースを倒した…
カブトムシを飼育していると、交尾の翌日にカブトムシが死んでしまう事がよくある。交尾の際に、カブトムシの体が損傷する事故だ。多くの場合、致命傷になるため、事故が発生した後の「具体的な対処法は見つかっていない」とされる。 1.カブトムシの交尾事…
1匹目オス:サイズ(小)、色(赤)、蛹化6/20、羽化7/6、後食7/144匹目メス:サイズ(小)、色(茶)、蛹化6/27、羽化7/12、後食7/21 4匹全てが後食から10日以上経過し、交尾が可能となった。これで、オスとメスを同一ケースに入れて飼育し、交尾させる…
カブトムシの色(赤色・茶色・黒色)は、サナギの色(白色・黄色・茶色)から推測出来ないだろうか? 以下の写真は、4匹のカブトムシの「蛹化当日のサナギの色(白色・黄色・茶色)」と「成虫の色(赤色・茶色・黒色)」の比較写真である。 1.「蛹化当日…
1.「赤カブト」は人気があるが、「黒カブト」「茶カブト」と比べて少ない カブトムシの色は、「黒色」「茶色」「赤色」と様々だが、昔から、子供たちに人気が高いのが赤いカブトムシ、通称「赤カブト」だ。「黒カブト」「茶カブト」と比べて「赤カブト」を…
(1匹目オス:頭部が黒く、胸部が赤い。自然界の餌場の色に合わせた結果だ) 1.カブトムシの色は「黒色」以外に「茶色」「赤色」があるのはなぜか? 今回羽化した4匹のカブトムシの色は様々だ。 (1)「赤色のカブトムシ」は1匹(オス)(2)「茶色の…
自然界のカブトムシにとって、「餌」は樹液であり、「餌場」は樹液の出る木の幹だ。高い場所にあるため「餌」(樹液)を食べるには「餌場」(木の幹)にしっかりつかまる必要がある。 同様に、飼育ケース内のカブトムシも、「餌」(昆虫ゼリー)を食べるには…
(猫たちには小さすぎて、結局1年以上使われなかった猫の爪とぎポール) カブトムシを飼育していると、昨日までは元気に餌を食べていた個体が、翌朝、急に仰向けになって死んでしまっている事がある。しかし、それは多くの場合、「寿命だったから」ではない…
1.現状(エサ皿がマットに沈んでしまう) (1)1匹目が羽化した際、エサ皿は、購入した昆虫ゼリーに付属品として付いていたプラスティック製のエサ皿1つを使っていた。 (2)しかし、このエサ皿は、朝になると、マットに沈んでいることが多かった。 (…
(カブトムシのメスは、ゴキブリによく間違えられる) 夏になり、子供がカブトムシを採集してきた時、カブトムシを飼育するかどうか、家庭内で揉めるという話をよく聞く。 「 黒光りしてる昆虫は全部ゴキブリと一緒。ゴキブリは嫌いでカブトムシは平気という…
1.今年でちょうど50年、半世紀に渡る超ロングセラー 江戸時代の庶民の間では、「秋の風物詩」として「鈴虫」が飼育されていた。「鈴虫」を養殖する技術もあったほどだ。この頃から、日本には昆虫を飼育する庶民文化があったのだ。こうした日本の昆虫飼育…
1.カブトムシの新成虫が初めて地上に出た時に行う「初イベント」(大量排泄→飛行→食事) カブトムシは、幼虫からサナギになるまでの約1週間、サナギになってからの約2~3週間、新成虫になってからの約1~2週間、体の骨格や内臓が成熟するまで地中の蛹…
子供がカブトムシを採集してきても、カブトムシを部屋に入れるのを嫌い、庭先やベランダで飼育する家庭は多い。また、庭先やベランダに置いてある飼育ケースを安心して室内に持ち込めないという家庭も多いだろう。その理由としてよく挙げられるのは「カブト…
1.カブトムシが脱走する理由 羽化したばかりのカブトムシは、骨格や内臓が十分に成熟するまで、約1~2週間、地中の蛹室の中に留まる。羽化2週目以降(羽化7日~10日後)になると、様々な刺激に対する感覚器官も成熟し、刺激(光、餌、異性)を求めて…
1.1匹目(オス)(虫よけシートを破り、脱走を図る) (1)7月17日(羽化から11日目の朝) 昨日、1匹目(オス)(7月6日に羽化)にコバエ侵入防止策のキッチンペーパーを破られたので、もう少し耐久性のある不織布の「虫よけシート」に切り替え…
(1)夏場はカブトムシの餌は傷みやすく、ショウジョウバエを引き寄せやすい。だから、羽化したカブトムシがいつ頃から餌を食べるのか、非常に気になるところだ。 (2)また、夏場は産卵用マット(広葉樹)が発酵しやすく、キノコバエを引き寄せやすい。だ…
7月6日に羽化した1匹目のカブトムシが羽化2週目に入った。4匹中で一番小さなオスのカブトムシだ。しかし、腕にしがみつく力は4匹中で一番強い。羽化1週目の先週と比べると別のカブトムシではないかと疑うほど、力強く、俊敏になっている。ようやく、…
「羽化後間もないカブトムシ」は「成熟した普通のカブトムシ」と同様に歩くことが出来る。また、「羽化後間もないカブトムシ」と「成熟した普通のカブトムシ」の外見上の違いは、ほとんどない。だから、「羽化後間もないカブトムシ」を「成熟した普通のカブ…
1.猫とカブトムシ 当初、カブトムシの蛹(サナギ)が羽化したら、広い小動物用ケージでまとめて飼育しようと考えていたのだが・・問題がある。多頭飼育に伴う消耗・短命化だ。 カブトムシの成虫の寿命は約1か月だ。虫好きな猫達のために、わざわざ幼虫か…
1.猫とカブトムシ カブトムシを飼育していなくても、夏になると部屋の中にコバエや蚊やダニは侵入してくる。コバエでさえ、体長はわずか2ミリ程度だ。どんな建物であろうと換気口や排水溝がある以上、コバエや蚊やダニは容易に侵入してくる。 ただ、カブ…
カブトムシの羽化不全のケースのうち、「薄い羽(後翅)が厚い羽(前翅)の下へ織り畳まれないケース」は非常に多い。 1.羽化不全の代表例 今朝、人工蛹室で羽化したメスのカブトムシの写真 (今朝の観察の時点では、「 左側の薄い羽の折り畳みがまだ十分…
1.今朝、残り2匹が羽化し、これで全て成虫になった 今朝も早朝から、ベランダで猫たちが人工蛹室の周りに集まっていたので、昨日同様、覗いてみると、残りのカブトムシのサナギ3匹目(メス)と4匹目(オス)が羽化していた。 (1)3匹目(メス)は、…
早朝、ベランダで猫たちが人工蛹室の周りに集まっていたので、覗いてみると、カブトムシのサナギ3匹のうち2匹目(オス)が、羽化していた。6月27日(水)に蛹化し、蛹化15日目の7月11日(水)に羽化した。昨日予想したより2日早かった。 1匹目は…
1. カブトムシの幼虫4匹のうち、一番最初に蛹化したサナギが羽化した。 6月20日(水)に蛹化し、蛹化後17日目の7月6日(金)に羽化した。 このカブトムシは、4匹中一番小さく弱々しい幼虫だったので、羽化不全がないか心配だったが、これで一安心…
毎日の人工蛹室の観察で、気づいた事がある。 (1)カブトムシの幼虫4匹の蛹化時期に7日~10日の開きがあった。 (2)大きい幼虫ほど蛹化時期は遅かった。 実家で、カブトムシの最盛期を過ぎた8月お盆過ぎに、通常の2倍の大型のカブトムシが何度か現…
カブトムシのサナギは、蛹化初日に白色から黄金色へ変化する。 人工蛹室の毎日の観察で、白い蛹(サナギ)に出会えたのは、4匹中2匹のみだ。 しかも、それは蛹化直後の早朝だった。 白いサナギに出会えるのは、蛹化初日の早朝の短時間だけのようだ。 1.…
1.幼虫(前蛹)やサナギはひたすら蛹室の中で変化(蛹化・羽化)を待つ (1)カブトムシの幼虫(前蛹)は、蛹化の数日前から、餌を食べなくなり、白色から茶色へ変化し、餌も食べず、身動きも自由に出来くなる。ひたすら蛹室の中で蛹化を待つ。 (2)カ…
カブトムシの幼虫を飼い始めて2週間が経過した。 最近、猫たちは幼虫の観察容器には近づかなくなった。 マットの上の幼虫の糞も増えていない。 カブトムシの幼虫たちは活動が鈍り、餌(マット)も食べなくなったようだ。 そろそろ6月下旬だ。 カブトムシの…