カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

カブトムシの色の秘密②(「赤カブト」の割合は4匹に1匹、カブトムシの色(黒:茶:赤)の割合は遺伝法則が決定付ける)

1.「赤カブト」は人気があるが、「黒カブト」「茶カブト」と比べて少ない カブトムシの色は、「黒色」「茶色」「赤色」と様々だが、昔から、子供たちに人気が高いのが赤いカブトムシ、通称「赤カブト」だ。「黒カブト」「茶カブト」と比べて「赤カブト」を…

カブトムシの色の秘密①(カブトムシを天敵から守る保護色、自然界の餌場の色がカブトムシの色を決定付ける)

(1匹目オス:頭部が黒く、胸部が赤い。自然界の餌場の色に合わせた結果だ) 1.カブトムシの色は「黒色」以外に「茶色」「赤色」があるのはなぜか? 今回羽化した4匹のカブトムシの色は様々だ。 (1)「赤色のカブトムシ」は1匹(オス)(2)「茶色の…

エサ皿改善の効果(カブトムシがエサを食べるには、自然界と同じように、「餌場」(エサ皿)にしっかりつかまる必要がある)

自然界のカブトムシにとって、「餌」は樹液であり、「餌場」は樹液の出る木の幹だ。高い場所にあるため「餌」(樹液)を食べるには「餌場」(木の幹)にしっかりつかまる必要がある。 同様に、飼育ケース内のカブトムシも、「餌」(昆虫ゼリー)を食べるには…

カブトムシの毎日の健康診断法(今日も健康かどうか、天寿を全うしたかどうか)

(猫たちには小さすぎて、結局1年以上使われなかった猫の爪とぎポール) カブトムシを飼育していると、昨日までは元気に餌を食べていた個体が、翌朝、急に仰向けになって死んでしまっている事がある。しかし、それは多くの場合、「寿命だったから」ではない…

エサ皿改善の必要性(エサ皿がマットに沈んでしまった場合の問題点と対策)

1.現状(エサ皿がマットに沈んでしまう) (1)1匹目が羽化した際、エサ皿は、購入した昆虫ゼリーに付属品として付いていたプラスティック製のエサ皿1つを使っていた。 (2)しかし、このエサ皿は、朝になると、マットに沈んでいることが多かった。 (…

カブトムシとゴキブリの違い(カブトムシは甲虫の仲間(無害虫)、ゴキブリはシロアリの仲間(害虫の中の害虫))

(カブトムシのメスは、ゴキブリによく間違えられる) 夏になり、子供がカブトムシを採集してきた時、カブトムシを飼育するかどうか、家庭内で揉めるという話をよく聞く。 「 黒光りしてる昆虫は全部ゴキブリと一緒。ゴキブリは嫌いでカブトムシは平気という…

カブトムシの底知れない魅力の秘密(今年でちょうど50年、半世紀に渡る超ロングセラーの理由)

1.今年でちょうど50年、半世紀に渡る超ロングセラー 江戸時代の庶民の間では、「秋の風物詩」として「鈴虫」が飼育されていた。「鈴虫」を養殖する技術もあったほどだ。この頃から、日本には昆虫を飼育する庶民文化があったのだ。こうした日本の昆虫飼育…

カブトムシの新成虫が初めて地上に出た時に行う「初イベント」(初めての大量排泄→初めての飛行→初めての食事)

1.カブトムシの新成虫が初めて地上に出た時に行う「初イベント」(大量排泄→飛行→食事) カブトムシは、幼虫からサナギになるまでの約1週間、サナギになってからの約2~3週間、新成虫になってからの約1~2週間、体の骨格や内臓が成熟するまで地中の蛹…

カブトムシの飼育に伴う匂いの原因と対策(飼育ケースの中は天然素材で消臭し、部屋の中は即効性素材で消臭する)

子供がカブトムシを採集してきても、カブトムシを部屋に入れるのを嫌い、庭先やベランダで飼育する家庭は多い。また、庭先やベランダに置いてある飼育ケースを安心して室内に持ち込めないという家庭も多いだろう。その理由としてよく挙げられるのは「カブト…

カブトムシが脱走する理由(光、餌、異性)と対策(予防策と防止策)

1.カブトムシが脱走する理由 羽化したばかりのカブトムシは、骨格や内臓が十分に成熟するまで、約1~2週間、地中の蛹室の中に留まる。羽化2週目以降(羽化7日~10日後)になると、様々な刺激に対する感覚器官も成熟し、刺激(光、餌、異性)を求めて…

羽化2週目に入ったカブトムシの生命力②(虫よけシートを破り、脱走を図る)

1.1匹目(オス)(虫よけシートを破り、脱走を図る) (1)7月17日(羽化から11日目の朝) 昨日、1匹目(オス)(7月6日に羽化)にコバエ侵入防止策のキッチンペーパーを破られたので、もう少し耐久性のある不織布の「虫よけシート」に切り替え…

羽化したカブトムシが初めて餌を食べる日(後食日)を推測する。

(1)夏場はカブトムシの餌は傷みやすく、ショウジョウバエを引き寄せやすい。だから、羽化したカブトムシがいつ頃から餌を食べるのか、非常に気になるところだ。 (2)また、夏場は産卵用マット(広葉樹)が発酵しやすく、キノコバエを引き寄せやすい。だ…

羽化2週目に入ったカブトムシの生命力(別のカブトムシではないかと疑うほど、力強く、俊敏)

7月6日に羽化した1匹目のカブトムシが羽化2週目に入った。4匹中で一番小さなオスのカブトムシだ。しかし、腕にしがみつく力は4匹中で一番強い。羽化1週目の先週と比べると別のカブトムシではないかと疑うほど、力強く、俊敏になっている。ようやく、…

「羽化後間もないカブトムシ」の特徴と管理方法(骨格や内臓が十分に成熟していない)

「羽化後間もないカブトムシ」は「成熟した普通のカブトムシ」と同様に歩くことが出来る。また、「羽化後間もないカブトムシ」と「成熟した普通のカブトムシ」の外見上の違いは、ほとんどない。だから、「羽化後間もないカブトムシ」を「成熟した普通のカブ…

カブトムシを無傷で長生きさせる方法(多頭飼育に伴う消耗・短命化の原因と対策)

1.猫とカブトムシ 当初、カブトムシの蛹(サナギ)が羽化したら、広い小動物用ケージでまとめて飼育しようと考えていたのだが・・問題がある。多頭飼育に伴う消耗・短命化だ。 カブトムシの成虫の寿命は約1か月だ。虫好きな猫達のために、わざわざ幼虫か…

カブトムシの飼育に伴うコバエ対策(コバエが集まる理由2つと対応策4つ)

1.猫とカブトムシ カブトムシを飼育していなくても、夏になると部屋の中にコバエや蚊やダニは侵入してくる。コバエでさえ、体長はわずか2ミリ程度だ。どんな建物であろうと換気口や排水溝がある以上、コバエや蚊やダニは容易に侵入してくる。 ただ、カブ…

よくあるカブトムシの羽化不全の対処法2つ(薄い羽(後翅)が厚い羽(前翅)の下へ織り畳まれないケース))

カブトムシの羽化不全のケースのうち、「薄い羽(後翅)が厚い羽(前翅)の下へ織り畳まれないケース」は非常に多い。 1.羽化不全の代表例 今朝、人工蛹室で羽化したメスのカブトムシの写真 (今朝の観察の時点では、「 左側の薄い羽の折り畳みがまだ十分…

カブトムシの幼虫やサナギが脱皮する時間帯(深夜~明け方)

1.今朝、残り2匹が羽化し、これで全て成虫になった 今朝も早朝から、ベランダで猫たちが人工蛹室の周りに集まっていたので、昨日同様、覗いてみると、残りのカブトムシのサナギ3匹目(メス)と4匹目(オス)が羽化していた。 (1)3匹目(メス)は、…

カブトムシがサナギの状態でいる期間(カブトムシの一生(約1年)の内、わずか2~3週間)

早朝、ベランダで猫たちが人工蛹室の周りに集まっていたので、覗いてみると、カブトムシのサナギ3匹のうち2匹目(オス)が、羽化していた。6月27日(水)に蛹化し、蛹化15日目の7月11日(水)に羽化した。昨日予想したより2日早かった。 1匹目は…

カブトムシのサナギの羽化予定日を推測する

1. カブトムシの幼虫4匹のうち、一番最初に蛹化したサナギが羽化した。 6月20日(水)に蛹化し、蛹化後17日目の7月6日(金)に羽化した。 このカブトムシは、4匹中一番小さく弱々しい幼虫だったので、羽化不全がないか心配だったが、これで一安心…

カブトムシの幼虫の大きさと蛹化時期の関係(大きい幼虫ほど蛹化が遅い)

毎日の人工蛹室の観察で、気づいた事がある。 (1)カブトムシの幼虫4匹の蛹化時期に7日~10日の開きがあった。 (2)大きい幼虫ほど蛹化時期は遅かった。 実家で、カブトムシの最盛期を過ぎた8月お盆過ぎに、通常の2倍の大型のカブトムシが何度か現…

カブトムシのサナギの色(白いサナギに出会えるのは、蛹化初日の早朝の短時間)

カブトムシのサナギは、蛹化初日に白色から黄金色へ変化する。 人工蛹室の毎日の観察で、白い蛹(サナギ)に出会えたのは、4匹中2匹のみだ。 しかも、それは蛹化直後の早朝だった。 白いサナギに出会えるのは、蛹化初日の早朝の短時間だけのようだ。 1.…