カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

よくあるカブトムシの羽化不全の対処法2つ(薄い羽(後翅)が厚い羽(前翅)の下へ織り畳まれないケース))

カブトムシの羽化不全のケースのうち、「薄い羽(後翅)が厚い羽(前翅)の下へ織り畳まれないケース」は非常に多い。

 1.羽化不全の代表例

今朝、人工蛹室で羽化したメスのカブトムシの写真

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(今朝の観察の時点では、「 左側の薄い羽の折り畳みがまだ十分ではないようだ。様子を見よう」と呑気に書いていたが・・夜の観察の時点では「 左側の薄い羽が完全にはみ出している状態」だった)

 2.問題点

このままカブトムシの体が固まってしまうと飛ぶことはもちろん、歩くことも困難になり、自然界では、大半がカラスの餌食になる。飼育ケースで飼育する場合も、転倒しやすく、マットに潜れない等のリスクが伴う。飼い主であれば、何とかしてあげたいと思うのは当然であろう。

 3.対処法2つ

このような羽化不全の対処法は2つある。

(1)羽化後、数日が過ぎてカブトムシの体が既に固まっている場合
 カブトムシは薄い羽(後翅)が破れてもそれが原因で死亡することはない。飛べないだけで交尾も出来きる。そこで、羽化後数日が過ぎてカブトムシの体が既に固まっている場合は、「はみ出している薄い羽(後翅)」をハサミで切断する。
(2)羽化直後でカブトムシの体がまだ固まっていない場合
 羽化直後でカブトムシの体がまだ固まっていない場合は、ピンセットで薄い羽(後翅)をつかみ、厚い羽(前翅)の下へ織り畳む。具体的には「はみ出している薄い羽(後翅)」の先端を「反対側の厚い羽(前翅)」の付け根へスライドさせる。この措置をしても後日、薄い羽(後翅)がはみ出してしまう場合は、(1)のように「はみ出している薄い羽(後翅)」をハサミで切断する。

 処置前

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処置後

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