秋のカブトムシの観察
(近所の公園。サザンカの名所だが、11月は雨上がりの紅葉と落葉が目を引く) 1.札幌初雪、1877年(明治10年)の観測開始以来、最も遅い記録に並ぶ 今週(11月20日)、ようやく札幌で初雪が観測されたという。「1890年(明治23年)の記録と並ぶ最も遅い初…
(11/7撮影:立冬の東京の最高気温は20.0℃。カブトムシもベランダで日光浴) 1.”夏の虫たち”を代表するセミ、立冬(11月7日)に現れる wikipedia(フリー百科事典)によると、「立冬」(11月7日)とは「秋が極まり冬の気配が立ち始める日」である。東京(…
(10月上旬の近所の公園。10/7は真夏日(最高32.3℃、最低23.9℃)。緑が濃い) ⇩ (10月末の近所の公園 10/31の気温(最高19.9℃、最低11.9℃)。やや紅葉) 前回「カブトムシと地球温暖化②」で述べたように、「気象庁の地球温暖化予測情報」の通りならば、今世…
(曇りの日なら、魚の警戒心が薄れるので、日中でも釣りを楽しむことが出来る) 1.今世紀末までに、「名古屋・大阪・福岡の気温」も、「東京の気温」と同様に南西諸島の「屋久島の平年気温」に置き変わる 前回「カブトムシと地球温暖化①」で述べたように、…
(”川の駅”の”あずまや”。水陸両用バス「SKY Duck」は前方の川の上を走る) 9/23ブログ「カブトムシの大きさの秘密④」では、「世界のカブトムシ」の「温度管理の違い」や「大きさの違い」を、「中南米のヘラクレスオオカブト属」「東南アジアのアトラスオオ…
(ベランダから室内へ引越した2匹目オス(茶)約70mm 羽化後97日目) 1.土壌昆虫の「季節的垂直移動」 カブトムシの幼虫をベランダ等で屋外飼育している家庭も多い。その際、注意してほしいのはマットの深さである。10月下旬以降は30~40cmは必要であ…
(1匹目オス(赤):約50mm、蛹化6/20、羽化7/6、後食7/14、死亡10/9) 前回(10/6)、「カブトムシは日々の温度変化ではなく、より正確な日々の日長(光周期)の変化を手掛かりに、これから訪れる季節(樹液が枯れ、寿命が尽きるタイミング)を推し量る。…
(近所の図書館で見つけた「樹液」の本。非常に貴重な本だと思います) 1.「秋分」と「光周期」 (1)自然は、「秋分」(9/23)に照準を合わせ、真夏(8月)の「日平均気温」を正確に「年平均気温」に戻そうとする。 よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ…
(毎年、秋分の頃の気温は年平均気温に近づく。釣りシーズン到来だ) 1.「昆虫の高温障害」 (1)「世界の大型のカブトムシ」は「高地性種」 「カブトムシの大きさの秘密④」で述べたように、「世界のカブトムシ」の中でも「世界最大」「アジア最大」と呼…
(昼夜の長さが等しくなる秋分から釣りシーズン。9/9に近所の川を事前調査) 1.「カブトムシの大きさの秘密①~③」で述べたように、「温度ーサイズ則」(temperature-size rule)は特に「変温動物」である魚類や昆虫類に当てはまる (1)「変温動物」で…
前回、次のように書いた。 「昨日は敬老の日だったので、週末から実家へ行ったのだが、あれから実家の庭先にはカブトムシは現れなかったという。代わりに、毛並みの美しい三毛猫ボブテイルが実家の庭先に現れたという」 実は、実家で一番の「虫嫌い、猫嫌い…
【お盆休み番外編①②】で次のように書いた。 「実家では、毎年お盆を迎える晩夏の頃から、ようやく夏の風物詩、カブトムシがやってくる」「今年も8月13日に実測75ミリの大きなカブトムシがやってきた。東京都心の知人宅にもらわれていった」 (実家近く…
カブトムシ1匹目オスが、今日で羽化後70日目を迎えたが、前回、「1匹目のオスの食が細くなった」と書いたように、そろそろ本当に寿命が近づいたようだ。今週は日中マットに全く潜らなくなり、今朝は木にしがみつく力も弱くなった。9月10日(月)を境…
前回、以下のように述べた。 「有効積算温度の法則」及び「温度ーサイズ則」によれば、カブトムシの幼虫が「発育速度」を変えて「大型化・小型化」する仕組みは、以下のように説明できる。 (1)外気温が「発育有効温度帯」の上限(最高発育限界温度)に近…
前回、以下のように述べた。 (1)「カブトムシの初夏(6月上旬頃)の小型化」は「幼虫の発育速度が速いこと」が原因であり、「カブトムシの晩夏(8月上旬頃)の大型化」は「幼虫の発育速度が遅いこと」が原因である。(2)したがって、これを飼育ケース…