カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

【敬老の日番外編①】一昨年のお盆過ぎ(8月下旬)に、実家の庭先に現れた大きなカブトムシ(たぶん80mm超)を引き取った青年の話(「11月19日まで生きていた。正月まで生きるかと思った」「いろいろなエサを試したが、カブトムシを長生きさせるにはバナナが一番良かった」)

【お盆休み番外編①②】で次のように書いた。

「実家では、毎年お盆を迎える晩夏の頃から、ようやく夏の風物詩、カブトムシがやってくる」「今年も8月13日に実測75ミリの大きなカブトムシがやってきた。東京都心の知人宅にもらわれていった」

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(実家近くの小さな雑木林。クヌギの木に混じり、栗の木が一本、実をつける) 

1.一昨年のお盆過ぎ(8月下旬)に、実家の庭先に現れた大きなカブトムシ(たぶん80mm超)を引き取った青年の話

昨日は敬老の日だったので、週末から実家へ行ったのだが、あれから実家の庭先にはカブトムシは現れなかったという。代わりに、毛並みの美しい三毛猫ボブテイルが実家の庭先に現れたという(この三毛猫の話は後日に)。

猫たちのために飼い始めたカブトムシ(残り2匹)の寿命が近づいていることを伝えると、「バナナ」をあげると良いという。実家ではカブトムシを飼育する習慣は無いので、不思議に思い、何故かと聞いてみた。すると・・、

一昨年のお盆過ぎ(8月下旬)に、実家の庭先に現れた大きなカブトムシを引き取った青年の話をしてくれた。今年のカブトムシ(実測75ミリ)よりずっと大きなカブトムシだったというから、たぶん、80mm超はあったのではないだろうか。都内に住む知人の大学生(生物科学専攻)が興味を示して、もらわれていったという。

翌年年明けに挨拶に来たその青年は、スマホで撮影した写真を見せながらこう言ったという「あのカブトムシは11月19日まで生きていた。正月まで生きるかと思った」「小学生の頃からカブトムシが好きで、何かの縁があれば、カブトムシをもらい受け、毎年のように飼育してきた」「これまでいろいろなエサを試したが、カブトムシを長生きさせるにはバナナが一番良かった」「バナナは栄養価が高く水分が少ないので、カブトムシの排泄物による汚れも少ない」。11月に撮影したというその写真には、室内の60センチ水槽の中でバナナに食らいつく大きなカブトムシが1匹映っていたという。

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(根元は沢山のドングリと朽木。奥斜面は10m下まで腐葉土が積み重なる)

確かに、寿命が近づいているカブトムシには、栄養価が高いバナナは一番良いかもしれない。ベランダ等の屋外飼育では、夏場はバナナは傷みやすいので、傷みにくい昆虫ゼリーの方が良いと思うが、もう既に秋だ。それほど気にすることも無いだろう。それに、カブトムシだって寿命が尽きる前に、昆虫ゼリー以外のエサも食べてみたいだろう。そう思いながら、家に電話すると赤カブトは元気がないが、まだカブトムシは2匹とも生きているという。そこで、バナナをお土産に買ってきた。

2.今朝のカブトムシの様子

昨日の敬老の日(9月17日)は、東京では、一週間ぶりに、最高気温が31度を超えた。だから、元気なカブトムシであれば、日中の暑さをさけるため、早朝からマットに潜っているはずだが・・。2匹共マットに潜っていない。1匹目のオス(赤)は1週間前からマットに潜らなくなってしまったが、今朝は、2匹目のオス(茶)もマットに潜っていない。こんなことは今朝が初めてだ。2匹共、相当、弱っているようだ。

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(9月18日(火)朝6時半撮影、2匹共マットに潜らないのは、今朝が初めて)

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(上を拡大:1匹目オス(赤)は、昨日の暑さの戻りで、風前の灯火のようだ)

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(下を拡大:2匹目オス(茶)も、昨日の暑さの戻りで、バテ気味のようだ)

3.夕方のカブトムシの様子

そこで、カブトムシが少しでも長生きできるように、今夜はバナナを試食させてみた。2匹共、初めてのバナナであったが、食いつきは良いようだ。

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(9月18日(火)夕方5時撮影、初めてのバナナを試食するカブトムシたち)

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(下を拡大:1匹目オス(赤)は、初めて食べるバナナで目が生き返ったようだ)

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(上を拡大:2匹目オス(茶)も、初めて食べるバナナが気に入ったようだ)