カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

カブトムシの大きさの秘密④「”温度ーサイズ則”の視点で見る”世界のカブトムシ”」(「中南米のヘラクレスオオカブト属」「東南アジアのアトラスオオカブト属」の中でも”世界最大””アジア最大”と呼ばれる大型種ほど、標高が高く涼しい高山帯に生息する。一方、「東アジアのカブトムシ属カブトムシ種」の中でも”ミニカブト”と呼ばれる小型亜種ほど、温帯地域より低緯度の暖かい亜熱帯・熱帯地域に生息する)

(昼夜の長さが等しくなる秋分から釣りシーズン。9/9に近所の川を事前調査) 1.「カブトムシの大きさの秘密①~③」で述べたように、「温度ーサイズ則」(temperature-size rule)は特に「変温動物」である魚類や昆虫類に当てはまる (1)「変温動物」で…

【敬老の日番外編②】猫嫌いの高齢の母が「栃木からやって来た耳の聞こえない迷子の猫」に好かれてしまった話(飼い主のおばあさん「娘の家に猫を預けたら行方不明になった。耳が聞こえない猫なので、交通事故にあったのではないかと心配で一週間探し続けた」猫「”ばあば”を探しに外に出たら迷子になったった」)

前回、次のように書いた。 「昨日は敬老の日だったので、週末から実家へ行ったのだが、あれから実家の庭先にはカブトムシは現れなかったという。代わりに、毛並みの美しい三毛猫ボブテイルが実家の庭先に現れたという」 実は、実家で一番の「虫嫌い、猫嫌い…

【敬老の日番外編①】一昨年のお盆過ぎ(8月下旬)に、実家の庭先に現れた大きなカブトムシ(たぶん80mm超)を引き取った青年の話(「11月19日まで生きていた。正月まで生きるかと思った」「いろいろなエサを試したが、カブトムシを長生きさせるにはバナナが一番良かった」)

【お盆休み番外編①②】で次のように書いた。 「実家では、毎年お盆を迎える晩夏の頃から、ようやく夏の風物詩、カブトムシがやってくる」「今年も8月13日に実測75ミリの大きなカブトムシがやってきた。東京都心の知人宅にもらわれていった」 (実家近く…

「毎日の健康診断チェック」(カブトムシ1匹目オスが、今日で羽化後70日目を迎えたが、「毎日の健康診断チェック」で全てアラートが出てしまった。そろそろ本当に寿命が近づいたようだ。敬老の日までしばしお別れだが大丈夫だろうか?)

カブトムシ1匹目オスが、今日で羽化後70日目を迎えたが、前回、「1匹目のオスの食が細くなった」と書いたように、そろそろ本当に寿命が近づいたようだ。今週は日中マットに全く潜らなくなり、今朝は木にしがみつく力も弱くなった。9月10日(月)を境…

カブトムシの大きさの秘密③「同一生息地(栄養環境)では生息深度の地温の違いが”幼虫期の発育速度”と”成虫の大きさ”を決定づける」(各深度の地温は、昼夜の長さが等しくなる春分・秋分の頃に「表層=中層=深層」となり、「春から夏にかけての気温上昇」に伴い「表層>中層>深層」となり、「秋から冬にかけての気温低下」に伴い「表層<中層<深層」となる)

前回、以下のように述べた。 「有効積算温度の法則」及び「温度ーサイズ則」によれば、カブトムシの幼虫が「発育速度」を変えて「大型化・小型化」する仕組みは、以下のように説明できる。 (1)外気温が「発育有効温度帯」の上限(最高発育限界温度)に近…

カブトムシの大きさの秘密②「幼虫が”発育速度”を変えて”大型化・小型化”する仕組み」(「有効積算温度の法則」「温度ーサイズ則」。昆虫は変温動物であるため、発育に適した温度帯の範囲では、外気温が上がるほど幼虫期の発育速度は速まり、成虫サイズが小さくなる。逆に、外気温が下がるほど幼虫期の発育速度は遅くなり、成虫サイズが大きくなる)

前回、以下のように述べた。 (1)「カブトムシの初夏(6月上旬頃)の小型化」は「幼虫の発育速度が速いこと」が原因であり、「カブトムシの晩夏(8月上旬頃)の大型化」は「幼虫の発育速度が遅いこと」が原因である。(2)したがって、これを飼育ケース…