カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

そろそろクリスマス、”冬のカブトムシ”も天国へ(10月中旬以降、ベランダから屋内へ引っ越した2匹目オス(茶)の寿命がとうとう尽きた(12/5)。最期は体中がバナナまみれであったが、羽化後約5カ月の大往生であった。天国へ向かう2匹目オス(茶)「シュワッチュ♪♪1匹目オス、遅くなってごめん。バナナ食べながらベランダで”日向ぼっこ”してたら、少し寝過ごした。もう秋だよね??」天国の1匹目オス(赤)「あれから二ヶ月経ちました。ずっと待ってました。もう冬ですけど??」2匹目オス(茶)「そんなバナナ!!」)

1.そろそろクリスマス、”冬のカブトムシ”も天国へ

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(2匹目オス(茶):約70mm、蛹化6/27、羽化7/11、後食7/18、死亡12/5)

10月中旬以降ベランダから屋内へ引っ越した2匹目オス(茶)の寿命がとうとう尽きた(12/5)。最期は体中がバナナまみれであったが、羽化後約5カ月(147日)の大往生であった。振り返れば、一匹のカブトムシのために飼育ケースの掃除や餌交換を147回もしたことになる。「そんなこと、もう一度やれるか?」と問われれば、こう答えるであろう。「喜んで」と。

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(12/5朝、2匹目オス(茶)から全ての生命反応が消えた。とても健やかな表情で天国へ旅立った)

11/24ブログ「カブトムシと地球温暖化⑤」で次のように述べた。

『もしかしたら、2匹目オス(茶)は、高温障害で先立った3匹目オス(黒)を思って、飼い主が「カブトムシと地球温暖化」を書き終えるのを見届けようとしているのかもしれない』。

そんなことを思いながら、12/3ブログ「カブトムシと地球温暖化⑥」で「夏の昆虫たちの最後の砦」の記事を書いた。その2日後、2匹目オス(茶)から全ての生命反応が消えた。とても健やかな表情で天国へ旅立った。

(1)2匹目オス(茶)蛹化6/27

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(蛹化前日6/26 朝6時12分撮影)   ⇩

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(蛹化当日6/27 朝5時28分撮影)

(2)2匹目オス(茶)羽化7/11

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(羽化前日7/10 朝6時13分撮影)   ⇩

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(羽化直後7/11 朝6時40分撮影)   ⇩

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(羽化当日7/11 昼12時57分撮影)

2.2匹目オス(茶)が天国へ旅立つ前日(12/4)

(1)”冬(12月)の季節はずれの夏日”(最高気温≧25℃)

2匹目オス(茶)が天国へ旅立つ前日(12/4)、全国各地で”冬(12月)の季節はずれの夏日”(最高気温≧25℃)が観測された。

暑すぎる12月の夏日、気象庁「暖冬傾向続く」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

『全国各地は4日、季節はずれの暖かさとなった。43都道府県337地点で12月の過去最高気温を更新し、東京や福岡、徳島など66地点で25度以上の夏日になった』

(2)また都内でセミが羽化

11/18ブログ「カブトムシと地球温暖化④」で「セミ立冬(11月7日)に現れる」というニュースを取り上げたが、また都内で11/28にセミが現れたようだ。

冬の異変、都内でセミが羽化 公園職員もびっくり:朝日新聞デジタル

『東京都調布市神代植物公園では、職員が園内でセミを見つけてツイッターに写真を投稿。「こんな時期に地上に出てくるなんて!来年まで待てなかったのでしょうか?」と伝えた。園内では春に開花するツツジシャクナゲの花が何輪か開きだした。秋の終わりとともに花が散るバラは、いまだに花びらをつけているという。「暖冬の影響かわからないが、普通じゃない」と担当者も驚く』

 (3)”冬のカブトムシ”もベランダで”季節外れの日向ぼっこ”

このように、この日は全国各地で12月の過去最高気温を更新し、”冬(12月)の季節はずれの夏日”(最高気温≧25℃)を観測した地域も多かった。東京(北緯35度41.5分)の最高気温(23.4℃ )は夏日(最高気温≧25℃)に届かなかったが、先月(11月)の最高気温(22.8℃)を超えた。

室内よりベランダの方が気温が高くなったので、”冬のカブトムシ”もベランダで”季節外れの日向ぼっこ”であった。前回、ベランダで”日向ぼっこ”をしたのは11月11日(最高気温20.1℃)であったので、約3週間ぶりの”日向ぼっこ”であった。

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(死亡前日12/4 午前10時20分撮影)  ⇩ 

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(死亡前日12/4 午後14時40分撮影)  ⇩

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(死亡前日12/4 午後14時41分撮影)  ⇩

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(死亡前日12/4 午後14時48分撮影)

3.2匹目オス(茶)が天国へ旅立った日(12/5)

前回述べたように、2匹目オス(茶)は、12月に入ってから老衰が急速に進み「瀕死の状態」にあった。そして、12/5朝、2匹目オス(茶)から全ての生命反応が消えた。

(1)12月に入ってからの変化

①歩き回って仰向けに転がっていることが多い(原因不明)。
②エサを食べられなくなった可能性がある(消化系等の内臓の老化の可能性)。
③外見にも変化が見られる(固い外側の前翅が縮んでいる)。

(2)12/2時点の健康診断チェック

①夜間は、マットの上に出て活動していること(食事・排泄など)⇒△。
②木にしがみつく力が強いこと(体力)⇒×。
③日中は、マットの下に潜っていること(休息・太陽光や熱の遮断)⇒×。

(3)12/5朝、2匹目オス(茶)から全ての生命反応が消えた

前日までは、毎日のエサ交換の際に、バナナで塞がった鼻や口をウエットティッシュで拭いてやると、2匹目オス(茶)は、前足四本と触覚を動かして「まだ生きている」としっかり反応してくれた。また、エサ皿の上に置くと、大きな角をゆっくり上下に動かして「まだ食べられる」としっかり反応してくれた。

12/5朝、バナナで塞がった鼻や口をウエットティッシュで拭いてやると、2匹目オス(茶)は、いつものように、前足四本と触覚を動かして「まだ生きている」とわずかに反応してくれたが、エサ皿の上に置いても大きな角をゆっくり上下に動かすことは無かった。その2時間後、2匹目オス(茶)から全ての生命反応が消えた。 とても健やかな表情で天国へ旅立った。

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(天国へ向かう2匹目オス(茶)「シュワッチュ♪♪」)

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(2匹目オス(茶)「1匹目オス、遅くなってごめん」)

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(2匹目オス(茶)「バナナ食べながらベランダで”日向ぼっこ”してたら、少し寝過ごした。もう秋だよね??」)

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(天国の1匹目オス(赤)「あれから二ヶ月経ちました。ずっと待ってました。もう冬ですけど??」)

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(2匹目オス(茶)「そんなバナナ!!」)