カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

2018-01-01から1年間の記事一覧

そろそろクリスマス、”冬のカブトムシ”も天国へ(10月中旬以降、ベランダから屋内へ引っ越した2匹目オス(茶)の寿命がとうとう尽きた(12/5)。最期は体中がバナナまみれであったが、羽化後約5カ月の大往生であった。天国へ向かう2匹目オス(茶)「シュワッチュ♪♪1匹目オス、遅くなってごめん。バナナ食べながらベランダで”日向ぼっこ”してたら、少し寝過ごした。もう秋だよね??」天国の1匹目オス(赤)「あれから二ヶ月経ちました。ずっと待ってました。もう冬ですけど??」2匹目オス(茶)「そんなバナナ!!」)

1.そろそろクリスマス、”冬のカブトムシ”も天国へ (2匹目オス(茶):約70mm、蛹化6/27、羽化7/11、後食7/18、死亡12/5) 10月中旬以降ベランダから屋内へ引っ越した2匹目オス(茶)の寿命がとうとう尽きた(12/5)。最期は体中がバナナまみれであった…

カブトムシと地球温暖化⑥「夏の昆虫たちの最後の砦(とりで)”雑木林の地温”の限界」(”初冬のカブトムシ”「温暖化が心配です。吐く息を止めなくても大丈夫ですか?」。飼い主「大丈夫です。念のため、専門家に聞いてみよう」。国立環境研究所「私たちが呼吸によって吐き出すCO2はもともと大気中に存在したものなのです。ですから、いくら呼吸をしても大気中のCO2を増やしも減らしもしません」。”初冬のカブトムシ”「安心しました。あとはあの記事を書いてくれたら、心置き無く天国へ行けます」。飼い主「??」)

(12/2撮影、今日(12/2)で羽化後144日目を迎えた2匹目オス(茶)) 2匹目オス(茶)「温暖化が心配です。吐く息を止めなくても大丈夫ですか?」 飼い主「大丈夫です。念のため、専門家に聞いてみよう」 国立環境研究所「私たちが呼吸によって吐き出すCO2…

カブトムシと地球温暖化⑤「気象庁”歴代全国ランキング”(年間最高気温)に南西諸島に位置する那覇や屋久島が挙がらない理由」(那覇や屋久島は、東京・名古屋・大阪・福岡に比べ、緯度が低いため「平均気温」は高いが、海に囲まれているため「気温変動幅」(最低気温~最高気温)は小さくなる。那覇や屋久島では観測開始以来「36℃以上の気温」は観測されていない。そのため”那覇や屋久島の昆虫たち”は「猛暑によるカブトムシ3000匹衰弱死」の気温境界線(37.1℃)を経験したことが無い)

(近所の公園。サザンカの名所だが、11月は雨上がりの紅葉と落葉が目を引く) 1.札幌初雪、1877年(明治10年)の観測開始以来、最も遅い記録に並ぶ 今週(11月20日)、ようやく札幌で初雪が観測されたという。「1890年(明治23年)の記録と並ぶ最も遅い初…

カブトムシと地球温暖化④「”猛暑によるカブトムシ3000匹衰弱死”が教える”木陰効果”の限界」(これまで「夏の昆虫」たちは、雑木林の木陰によって「猛暑による高温」から守られてきた(木陰効果-2.1℃)。そのため、例年は35℃を超える猛暑日であっても、林内気温が「昆虫の致死温度(35℃)」を超えることはほとんど無かった。今年7月、世界各地で記録的な猛暑が広がった。「猛暑の高温域の中心(例年35℃台)」が初めて37℃台にシフトし、雑木林の”木陰効果”は徐々に効力を失った)

(11/7撮影:立冬の東京の最高気温は20.0℃。カブトムシもベランダで日光浴) 1.”夏の虫たち”を代表するセミ、立冬(11月7日)に現れる wikipedia(フリー百科事典)によると、「立冬」(11月7日)とは「秋が極まり冬の気配が立ち始める日」である。東京(…

カブトムシと地球温暖化③「昆虫の高温障害の仕組みと温度域と症状」(外気温が「発育有効温度帯」の上限に近づくほど昆虫の「発育・反応速度」は速くなる。しかし、外気温が「高温障害温度域」に突入すると、高温によるストレスにより昆虫の「発育・反応速度」は逆に遅くなる(生理的障害・産卵不能障害)。更に外気温が「発育有効温度帯」の上限を突破すると昆虫は発育・活動を停止し死に至る(致死・即死))

(10月上旬の近所の公園。10/7は真夏日(最高32.3℃、最低23.9℃)。緑が濃い) ⇩ (10月末の近所の公園 10/31の気温(最高19.9℃、最低11.9℃)。やや紅葉) 前回「カブトムシと地球温暖化②」で述べたように、「気象庁の地球温暖化予測情報」の通りならば、今世…

カブトムシと地球温暖化②「気象庁地球温暖化予測のインパクト(季節編)」(今世紀末までに東京・名古屋・大阪・福岡は「温帯最下部のほぼ亜熱帯に属する地域」になる。冬日は消滅し「最寒月(1月)の気温」は「春の3月~4月の平年気温」に置き換わる。夏日は約半年間に及び、そのうち真夏日は約4カ月、熱帯夜は約2カ月を占める。最暖月(8月)は「昆虫の高温障害」が発生する猛暑日が連日続き、日中の最高気温は「昆虫種の致死温度帯」に突入する)

(曇りの日なら、魚の警戒心が薄れるので、日中でも釣りを楽しむことが出来る) 1.今世紀末までに、「名古屋・大阪・福岡の気温」も、「東京の気温」と同様に南西諸島の「屋久島の平年気温」に置き変わる 前回「カブトムシと地球温暖化①」で述べたように、…

カブトムシと地球温暖化①「気象庁地球温暖化予測のインパクト(列島編)」(今世紀末までに「東京の気温」は南西諸島の「屋久島の平年気温」に置き変わる。同様に、北海道最北端の「宗谷岬の気温」は「青森の平年気温」に置き変わり、「青森の気温」は「東京の平年気温」に置き変わり、「屋久島の気温」は「那覇の平年気温」に置き変わる)

(”川の駅”の”あずまや”。水陸両用バス「SKY Duck」は前方の川の上を走る) 9/23ブログ「カブトムシの大きさの秘密④」では、「世界のカブトムシ」の「温度管理の違い」や「大きさの違い」を、「中南米のヘラクレスオオカブト属」「東南アジアのアトラスオオ…

カブトムシの幼虫の季節的垂直移動「屋外幼虫飼育の場合、10月下旬以降はマットの深さは30~40cmは必要」(天国の1匹目(赤)「遅いな~2匹目(茶)、”後からすぐ行くよ”って言ってたのに・・」猫達「2匹目(茶)が冬眠しそうだニャン」2匹目(茶)「ごめんよ1匹目。ベランダから室内へ引っ越した。居心地良いから、もうしばらくこっちにいる!」天国の1匹目(赤)「そんなバナナ!」)

(ベランダから室内へ引越した2匹目オス(茶)約70mm 羽化後97日目) 1.土壌昆虫の「季節的垂直移動」 カブトムシの幼虫をベランダ等で屋外飼育している家庭も多い。その際、注意してほしいのはマットの深さである。10月下旬以降は30~40cmは必要であ…

”秋のカブトムシ”散る(気象庁「10月最高気温の記録更新、季節外れ猛暑、新潟で36度。東京の10月真夏日2日は1875年観測開始以来140年余りで今年で4回目(1915年、2013年、2016年、2018年)」9月中旬以降バナナで延命し”10月の真夏日”を2度乗り越えたベランダ飼育のカブト達。そのうち1匹目オス(赤)の寿命がとうとう尽きた。羽化後95日目だった(10/9)。最期は外傷もなく美しい姿であった)

(1匹目オス(赤):約50mm、蛹化6/20、羽化7/6、後食7/14、死亡10/9) 前回(10/6)、「カブトムシは日々の温度変化ではなく、より正確な日々の日長(光周期)の変化を手掛かりに、これから訪れる季節(樹液が枯れ、寿命が尽きるタイミング)を推し量る。…

猫とカブトムシ⑥「”Dr.ネコ”による”秋のカブトムシ”の健康診断」(カブト達「バナナで元気になりました!」Dr.ネコ「バナナにはいろいろな糖質が含まれていて、体内に吸収される時間がそれぞれ違うから、エネルギー補給が長時間持続するの。それと、樹液の白い部分。あれはタンパク質なんだけど、バナナにも沢山含まれてるの。”鍵爪の欠損”は無さそうね。あなた達の体、バナナまみれだけど・・」カブト達「そんなバナナ・・」)

(近所の図書館で見つけた「樹液」の本。非常に貴重な本だと思います) 1.「秋分」と「光周期」 (1)自然は、「秋分」(9/23)に照準を合わせ、真夏(8月)の「日平均気温」を正確に「年平均気温」に戻そうとする。 よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ…

カブトムシの大きさの秘密⑤「”温度ーサイズ則””ベルクマンの法則”の視点で見る”太古の地球温暖化PETM”」(研究者「地球上のすべての化石燃料が燃やされると、地球の平均気温は2300年までに8℃上昇する」「5500万年前の温暖化では、数千年の間に甲虫類などの大きさが50~75%小さくなっていた」「昆虫類などの変温動物は温暖化の影響をダイレクトに受ける。気温が摂氏1度上がるごとに代謝が約10%活発になり小型化する」)

(毎年、秋分の頃の気温は年平均気温に近づく。釣りシーズン到来だ) 1.「昆虫の高温障害」 (1)「世界の大型のカブトムシ」は「高地性種」 「カブトムシの大きさの秘密④」で述べたように、「世界のカブトムシ」の中でも「世界最大」「アジア最大」と呼…

カブトムシの大きさの秘密④「”温度ーサイズ則”の視点で見る”世界のカブトムシ”」(「中南米のヘラクレスオオカブト属」「東南アジアのアトラスオオカブト属」の中でも”世界最大””アジア最大”と呼ばれる大型種ほど、標高が高く涼しい高山帯に生息する。一方、「東アジアのカブトムシ属カブトムシ種」の中でも”ミニカブト”と呼ばれる小型亜種ほど、温帯地域より低緯度の暖かい亜熱帯・熱帯地域に生息する)

(昼夜の長さが等しくなる秋分から釣りシーズン。9/9に近所の川を事前調査) 1.「カブトムシの大きさの秘密①~③」で述べたように、「温度ーサイズ則」(temperature-size rule)は特に「変温動物」である魚類や昆虫類に当てはまる (1)「変温動物」で…

【敬老の日番外編②】猫嫌いの高齢の母が「栃木からやって来た耳の聞こえない迷子の猫」に好かれてしまった話(飼い主のおばあさん「娘の家に猫を預けたら行方不明になった。耳が聞こえない猫なので、交通事故にあったのではないかと心配で一週間探し続けた」猫「”ばあば”を探しに外に出たら迷子になったった」)

前回、次のように書いた。 「昨日は敬老の日だったので、週末から実家へ行ったのだが、あれから実家の庭先にはカブトムシは現れなかったという。代わりに、毛並みの美しい三毛猫ボブテイルが実家の庭先に現れたという」 実は、実家で一番の「虫嫌い、猫嫌い…

【敬老の日番外編①】一昨年のお盆過ぎ(8月下旬)に、実家の庭先に現れた大きなカブトムシ(たぶん80mm超)を引き取った青年の話(「11月19日まで生きていた。正月まで生きるかと思った」「いろいろなエサを試したが、カブトムシを長生きさせるにはバナナが一番良かった」)

【お盆休み番外編①②】で次のように書いた。 「実家では、毎年お盆を迎える晩夏の頃から、ようやく夏の風物詩、カブトムシがやってくる」「今年も8月13日に実測75ミリの大きなカブトムシがやってきた。東京都心の知人宅にもらわれていった」 (実家近く…

「毎日の健康診断チェック」(カブトムシ1匹目オスが、今日で羽化後70日目を迎えたが、「毎日の健康診断チェック」で全てアラートが出てしまった。そろそろ本当に寿命が近づいたようだ。敬老の日までしばしお別れだが大丈夫だろうか?)

カブトムシ1匹目オスが、今日で羽化後70日目を迎えたが、前回、「1匹目のオスの食が細くなった」と書いたように、そろそろ本当に寿命が近づいたようだ。今週は日中マットに全く潜らなくなり、今朝は木にしがみつく力も弱くなった。9月10日(月)を境…

カブトムシの大きさの秘密③「同一生息地(栄養環境)では生息深度の地温の違いが”幼虫期の発育速度”と”成虫の大きさ”を決定づける」(各深度の地温は、昼夜の長さが等しくなる春分・秋分の頃に「表層=中層=深層」となり、「春から夏にかけての気温上昇」に伴い「表層>中層>深層」となり、「秋から冬にかけての気温低下」に伴い「表層<中層<深層」となる)

前回、以下のように述べた。 「有効積算温度の法則」及び「温度ーサイズ則」によれば、カブトムシの幼虫が「発育速度」を変えて「大型化・小型化」する仕組みは、以下のように説明できる。 (1)外気温が「発育有効温度帯」の上限(最高発育限界温度)に近…

カブトムシの大きさの秘密②「幼虫が”発育速度”を変えて”大型化・小型化”する仕組み」(「有効積算温度の法則」「温度ーサイズ則」。昆虫は変温動物であるため、発育に適した温度帯の範囲では、外気温が上がるほど幼虫期の発育速度は速まり、成虫サイズが小さくなる。逆に、外気温が下がるほど幼虫期の発育速度は遅くなり、成虫サイズが大きくなる)

前回、以下のように述べた。 (1)「カブトムシの初夏(6月上旬頃)の小型化」は「幼虫の発育速度が速いこと」が原因であり、「カブトムシの晩夏(8月上旬頃)の大型化」は「幼虫の発育速度が遅いこと」が原因である。(2)したがって、これを飼育ケース…

カブトムシの大きさの秘密①「自然界で極稀に見られる”カブトムシの大型化・小型化”の原因」(「幼虫の栄養過剰や栄養失調」が原因ではなく、「幼虫の発育速度が遅いこと・速いこと」が原因。健康な「オオカブト」「ミニカブト」に育てるには、単なる「幼虫のエサの質と量の調整」ではなく「幼虫の発育速度の調整」が必要)

例年、夏休みも終わる頃になると「飼育していたカブトムシが卵を産んだので、幼虫を育てたい」という相談が相次ぐ。但し、どの家庭も一度はカブトムシの幼虫飼育の経験があるので、その内容は昔と違って専門的だ。「出来るだけ赤いカブトムシに育てたい」と…

急激な気温変化に伴うカブトムシの突然死。その理由と対策(昆虫類は気温の変動に伴って体温が変化する変温動物であるため、「急激な気温変化」に非常に弱く、寿命を縮める要因になる。釣り名人「急激な水温変化に伴う魚の突然死と同じ。魚の場合は水合わせを行って突然死を防いでいる」)

例年「子供が夏休みに入った頃に、購入したカブトムシや採集したカブトムシがすぐ死んでしまった」という話をよく聞く。前々回「カブトムシの寿命が尽きる時期」で述べたように、カブトムシの成虫の寿命は平均1.5カ月(1~3ヶ月)と短く、先日寿命が尽き…

「夏の風物詩、カブトムシ」の世代を超えた人気の秘密(カブトムシは、子供たちの夏休みに合わせて姿を現し、子供たちのお盆の墓参りを見届けて一斉に散ってゆく。その姿を通して、子供たちは「命に限りがある事」を心に刻み、大人たちは残りの人生を照らし合わせ「命の儚さ(はかなさ)」を風情として感じ取る)

1.カブトムシは、クワガタと比べ、圧倒的に寿命が短い 前回、「カブトムシの寿命が尽きる時期」について述べたように、カブトムシの成虫の寿命は平均1.5カ月(1~3ヶ月)と短く、生存期間はほぼ夏季に限定される(初夏、仲夏、晩夏)。一方、クワガタの…

カブトムシの寿命が尽きる時期(カブトムシの寿命は、樹液の量に左右され、樹液の量は日照時間の長さに左右されるため、寿命が尽きる時期は羽化した時期(初夏、仲夏、晩夏)によって決まる。今年は記録的な猛暑の影響もあったようだ。飼育中の4匹のカブトムシも、お盆に入り2匹の寿命が尽きた)

1.カブトムシの寿命が尽きる時期 【お盆休み番外編】で「小さなカブトムシほど初夏に出現し、大きなカブトムシほど晩夏に出現する傾向がある」と述べた。それでは、カブトムシの大きさの違いによって「カブトムシの寿命が尽きる時期」に違いがあるのだろう…

【お盆休み番外編②】毎年お盆を迎える晩夏の頃から、実家の庭先に現れる大きなカブトムシの話(「広大な雑木林には居なかったカブトムシが、小さな雑木林で生息を始めた理由」)

前回述べた「実家の庭先に飛び込んで来た大きなカブトムシ(実測75ミリ)」は、お盆明け早々に、東京都心の知人宅へもらわれたようだ。当初、実家では近所の子供たちにあげようと思っていたが、近所の子供たちはお盆の最中にもっと大きなカブトムシを捕獲…

【お盆休み番外編①】毎年お盆を迎える晩夏の頃から、実家の庭先に現れる大きなカブトムシの話(「小さなカブトムシほど初夏に出現し、大きなカブトムシほど晩夏に出現する理由」)

1.実家ではお盆を迎える頃から「夏の風物詩、カブトムシ」がやってくる 今年もお盆は実家へ墓参り。カブトムシの事は忘れて・・と思いきや、実家の玄関を開けるなり、目に飛び込んで来たのは小さな飼育ケース。中には、昼間から昆虫ゼリーに食いつく大きな…

カブトムシの餌場の秘密④(釣り名人は、カブトムシやクワガタの採集名人でもある理由「魚釣りも昆虫採集も、餌場調査が勝敗を分ける。何事もムリ・ムダ・ムラを省くのが名人の鉄則」

前回、「去年の夏に樹液を出していた木が、翌年も樹液を出すとは限らない。カブトムシやクワガタの餌場(樹液を出す木)は、毎年、刻々と変化するものなのだ。やはり、カブトムシやクワガタを採集するには、毎年、餌場(樹液を出す木)を事前に調査すること…

カブトムシの餌場の秘密③(去年の夏に樹液を出していた木が、翌年は樹液を出さなくなる理由「ボクトウガ等の幼虫が樹木の穴に入り込まない限り、新しい樹皮が生成され樹木の穴が塞がれる」

「去年の夏に樹液を出していたクヌギ等の木を、翌年の夏に見に行ったら、樹液が全く出ていなかった」という事がよくある。それは、何故だろうか? 1.去年の夏に樹液を出していた木が、翌年は樹液を出さなくなる理由 (1)まず、「樹木に穴を開ける害虫(…

カブトムシの餌場の秘密②(「樹液を出す木」は樹木に覆われた薄暗い森より、開けた高台や川辺に多い理由「樹液の甘い糖分は光合成により作られる」)

前回、「整備された公園ほど樹液を出す木が少ない。それは、”樹木に穴を開ける害虫(カミキリムシやススメバチ)”を頻繁に満遍なく駆除してしまうため」と述べた。それでは、カミキリムシやススメバチの駆除を行っていない場所なら、例えば、里山や雑木林や…

カブトムシの餌場の秘密①(整備された都市部の公園ほどカブトムシが居ない理由「”樹木に穴を開ける害虫”が満遍なく駆除されるため”樹液を出す木”が無い。樹木を守りつつ、カブトムシが生息できる公園を作るなら、人工的に餌場を作るしかない」)

猫たちのために久しぶりにカブトムシを飼育して、ふと疑問に思ったことがある。 整備された都市部の公園(総合公園や緑地公園)ほど、カブトムシやクワガタが居ないのは何故だろうか?(以下、「公園」とは、小さな児童公園ではなく、樹木が生い茂った総合公…

台風一過のカブトムシの様子(3匹のオスは元気だが、羽化不全のメスの左足2本に「鍵爪の欠損」が見つかった。「鍵爪の欠損」は寿命が近づいていることを意味する。やはり羽化不全の個体は寿命が短いようだ)

昨日から今朝にかけて、台風13号が関東に接近した。昨夜は、ベランダのカブトムシに餌をあげてすぐベランダの雨戸(シャッター)も閉めてしまった。少し心配だったが、今朝、飼育ケースの様子を見ると、普段通りに見えたが・・、羽化不全のメスの左足2本に…

猫とカブトムシ⑤(猫たちがカブトムシを襲わなかった理由(AI「人工知能」の視点から)「”猫の知能は人間の3歳程度”だが、それを補っても余りある知性を9000年前から猫は持っていた。だから”ネコはありのままで完璧だった”」

「猫はカブトムシを襲ってしまうのでは?」この疑問に対し、これまで「人類と猫の歴史的視点」と「猫のDNA調査に基づく科学的視点」の両面から、考察してきた。今回はさらに、コンピュータの最先端技術であるAI「人工知能」の視点から考察してみよう。 1.…

猫とカブトムシ④(夏の風物詩と言えばカブトムシ。カブトムシと言えばケンカ。カブトムシのケンカを初めて見る猫たち)

1.夏の風物詩と言えばカブトムシ 先日、隣町のホームセンターへ立ち寄ったら、カブトムシの成虫販売コーナが盛況だった。カブトムシのシーズンはまだ続きそうだ。 猫は、朝夕の薄明りの時間帯が、最も活発になる。早朝、猫たちに食事を与えたついでに、ベ…