カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

羽化したカブトムシが初めて餌を食べる日(後食日)を推測する。

(1)夏場はカブトムシの餌は傷みやすく、ショウジョウバエを引き寄せやすい。だから、羽化したカブトムシがいつ頃から餌を食べるのか、非常に気になるところだ。

(2)また、夏場は産卵用マット(広葉樹)が発酵しやすく、キノコバエを引き寄せやすい。だから、羽化したカブトムシがいつ頃から交尾し、産卵するのか、非常に気になるところだ。

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(今年は例年にない酷暑が続くため、日中だけ飼育ケースを部屋へ避難)

1.大まかな目安

自然界では、地中の蛹室で羽化したカブトムシは、

(1)羽化1週目は、骨格や内臓が成熟するまで、地中の蛹室に留まる。

(2)羽化2週目に入ると、地上に出て初めて餌場まで飛び、餌を食べる。

(3)羽化3週目に入ると、交尾が可能となり、メスは産卵の準備が整う。

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(餌は一番右のケースにだけセット、他はまだ餌を食べないので霧吹きだけ)

2.羽化したカブトムシが初めて餌を食べる日(後食日)を知るメリット

羽化したカブトムシが初めて餌を食べる事を「後食」という。「後食日」をある程度予測できると、カブトムシを飼育する上で、無駄を省けるので便利だ。

(1)後食日までは、餌を食べないので、無駄な餌を与えないで済む。

 (夏場は餌が腐敗しやすく、ショウジョウバエを引き寄せやすい)。

(2)後食日までは、交尾しない、また、後食日から約1週間経過しないと、メスは産卵の準備が整わないので、無駄な産卵用マット(広葉樹)を用意しないで済む。

 (夏場は産卵用マットも発酵しやすく、キノコバエを引き寄せやすい) 

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(1匹目:羽化2週目、一番小さなオス、後食日は7月14日だった)

3.羽化したカブトムシが初めて餌を食べる日(後食日)を推測する。

(1)1匹目の後食日は7月14日だった。

1匹目は、 7月14日夜に飼育ケース内で飛び始め、翌日の7月15日朝に餌を食べた痕跡があった。従って、1匹目の後食日は7月14日である。

(2)他の3匹の後食日は7月19日~20日と推測する。

他の3匹は1匹目より5~6日遅れて羽化したので、他の3匹の後食日は7月19日~7月20日と推測する。

(3)但し、飼育ケース内で飛び始めたら、その日から餌を与える。

飼育ケース内で飛び始めたら、それは餌を求めている証拠なので、後食予定日前でも、餌を与えた方がよい。

(4)交尾・産卵準備は早くても7月26日~7月27日以降

後食予定日(7月19日~20日)の1週間後は、7月26日~7月27日である。従って、産卵用マット(広葉樹)の準備など交尾・産卵準備は早くても、7月26日~7月27日以降で良いということになる。 

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 (2匹目:羽化1週目、普通サイズのオス、後食日は7月19日と推測する)

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 (3匹目:羽化1週目、普通サイズのメス、羽化不全の措置をしたが飛べないだろう。後食日は7月20日と推測する)

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 (4匹目:羽化1週目、一番大きなオス、後食日は7月20日と推測する)