カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

エサ皿改善の効果(カブトムシがエサを食べるには、自然界と同じように、「餌場」(エサ皿)にしっかりつかまる必要がある)

自然界のカブトムシにとって、「餌」は樹液であり、「餌場」は樹液の出る木の幹だ。高い場所にあるため「餌」(樹液)を食べるには「餌場」(木の幹)にしっかりつかまる必要がある。

同様に、飼育ケース内のカブトムシも、「餌」(昆虫ゼリー)を食べるには「餌場」(エサ皿)にしっかりつかまる必要があるのではないだろうか?

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(カブトムシがエサを食べるにはエサ皿にしっかりつかまる必要がある)

そこで、先日、エサ皿を「軽いプラスチック製」から「重い木製」へ切り替えてみた。これまでは、「軽いプラスチック製」のエサ皿であったため、カブトムシに蹴飛ばされて、マットの中に沈むことが多かったが、「重い木製」のエサ皿へ切り替えてからは、そのような事は無くなった。また、カブトムシがエサ皿にしっかりつかまることが可能になったことで、餌場(エサ皿)での滞在時間が延び、様々な改善効果があった。

 1.これまでの問題点

これまでは、「軽いプラスチック製」のエサ皿を使用していたため、カブトムシに蹴飛ばされて、マットの中に沈むことが多かった。エサ皿がマットに沈んでしまうと、カブトムシは、飼育ケース内にエサが無いと思ってしまい、エサを求めて飼育ケースの外へ出ようとする。その結果、多くの弊害を招く。
(1)夜間、カブトムシは十分な餌を食べられない。
(2)夜間、飼育ケースの外へ出ようとするので脱走や騒音のリスクが増大する。
(3)朝方、エサとマットが混ざるので、エサとマットに廃棄ロスが発生し、余計な廃棄作業が必要となる。

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(マットの中に「軽いプラスチック製」のエサ皿が沈んだ結果、カブトムシが飼育ケース内にエサが無いと思ってしまい、エサを求めて虫よけシートを破り、飼育ケースの外へ出ようとした痕跡)

2.改善後の効果

「重い木製」のエサ皿へ切り替えてからは、夜間、エサ皿がマットの中に沈むことは無くなった。また、カブトムシがエサ皿にしっかりつかまることが可能になった結果、餌場(エサ皿)での滞在時間が延び、様々な改善効果があった。

(1)「夜行性のカブトムシ本来の活動」に戻った

夜間、カブトムシは十分な餌を食べられるようになった。その結果、「夜間、十分な餌を食べ、朝方にはマットの下に潜って眠る」という、「夜行性のカブトムシ本来の活動」に戻った。

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(「重い木製」のエサ皿へ切り替えてからは、夜間十分な餌を食べるようになった)

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(「重い木製」のエサ皿へ切り替えてからは、朝方にはマットの下に潜って眠るようになった)

(2)脱走・騒音リスクの減少

朝方まで、カブトムシは餌を静かに食べるようになった。その結果、飼育ケースの外へ出ようとする事も無くなった。

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(「重い木製」のエサ皿へ切り替えてからは、虫よけシートも破られなかった)

(3)餌・マットの廃棄ロス・廃棄作業が不要

エサとマットが混ざり合うことが無くなった。その結果、エサとマットの廃棄ロス・廃棄作業が不要となった。 

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(「重い木製」のエサ皿へ切り替えてからは、毎朝の飼育ケースの掃除も非常に楽になった)