カブトムシの幼虫、さなぎの育て方2018年

虫好きな猫たちのために、ベランダでカブトムシの幼虫を育てる悪戦苦闘の物語

猫とカブトムシ③(”猫が居る住居にはゴキブリが居ない”と言われる理由「カブトムシと違って集団生活を行うゴキブリやネズミは、猫に襲われた経験を仲間に伝えて、徐々に姿を消していく」)

「猫が居る住居にはゴキブリが居ない」とよく言われる。確かに、猫たちが家に来てからはゴキブリの姿を見たことは無い。しかし、猫たちがゴキブリを殺した形跡はどこにも無い。それでは、なぜ、猫が居る住居にはゴキブリが居ないのだろうか?集団生活を行うゴキブリと個別生活を行うカブトムシとの比較を通して考察してみよう。 

f:id:chart15304560:20180806183403j:plain

1.猫は「ペット」のカブトムシは襲わないが、「害虫」のゴキブリを襲う

 (1)猫は、「ペット」として人間が世話するカブトムシを襲わない

猫には、人間の本心を汲み取り、人間が求めていることを察して行動する知性がある。だから、”人間に教えられなくても”、猫は、人間が世話するカブトムシを”敵ではなく仲間だ”と理解する。

(2)猫は、「害虫」として人間に疎外されるゴキブリを襲う

猫には、人間の本心を汲み取り、人間が求めていることを察して行動する知性がある。だから、”人間に教えられなくても”、猫は、「害虫」として人間に疎外されるゴキブリを”仲間ではなく敵だ”と理解する。

f:id:chart15304560:20180806012851j:plain

 2.ゴキブリは猫に襲われた経験を仲間に伝えて、徐々に姿を消していく

猫は、ゴキブリを襲うのに、なぜゴキブリを殺した形跡はどこにも無いのか?

(1)ゴキブリは「生きた化石」と呼ばれるほど生命力が高く頭もいい

昆虫の中でも、カブトムシはかなり進化した「甲虫」の仲間だ。一方、ゴキブリは、古生代から進化していないにもかかわらず絶滅せずに生き残ってきた昆虫だ。このように「生きた化石」と呼ばれるゴキブリは、「人類滅亡後はゴキブリが地球を支配する」と言われる程、生命力が高く頭もいい昆虫だ。

(2)ゴキブリは集団生活をしているので、危険な場所には近づかない。

自然界のカブトムシはクヌギ等の餌場に沢山集まるが、集団生活をしているのではない。カブトムシは自分の縄張りを守るため、常にお互いケンカばかりしている。一方、ゴキブリは、カブトムシと違って集団生活をしている。仲間同士がコミュニケーションをとって常に情報を交換して、危険な場所には近づかない。

このように、生集団生活を行うゴキブリは、猫に殺される前に、猫に襲われた経験を仲間に伝えて、徐々に姿を消していく。ゴキブリは、猫に1匹ずつ殺されて居なくなるわけではないのだ。だから、猫たちがゴキブリを殺した形跡はどこにも無いのだろう。 

f:id:chart15304560:20180806184147j:plain

3.猫が居る住居にはゴキブリのエサとなるものが存在しない。

 (1)ゴキブリのエサは「不衛生な住環境」に存在する

自然界のカブトムシの餌は、クヌギ等の木から染み出る樹液だ。広い雑木林の中の沢山のクヌギの中でも樹液が出ている木は数本しかない。だからと言って、カブトムシは、人間の住居内に餌を求めてやってくることは無い。しかし、ゴキブリはカブトムシと違って、人間の住居内に餌を求めてやってくる。そして、住居にあるものを何でも食べてしまう。住居内の食べ残し、飲み残し、食器の洗い残し、風呂場の排水溝の髪の毛や石鹸カスまで、何でも食べてしまう。「不衛生な住環境はゴキブリの天国」と言われる所以だ。

(2)猫が居る住居では毎日の掃除が日課

猫は綺麗好きな動物だ。猫が居る住居では毎日の掃除が日課だ。その結果、猫が居る住居にはゴキブリのエサとなるものが存在しない。

このように、集団生活を行うゴキブリは「猫が居る住居にエサが無いこと」を仲間に伝えて、徐々に姿を消していく。  

f:id:chart15304560:20180806184123j:plain

4.集団生活を行うネズミも、同じだ

ネズミもゴキブリ同様に集団生活をしている。ネズミも仲間同士がコミュニケーションをとって常に情報を交換して、危険な場所には近づかない。ゴキブリ同様に集団生活を行うネズミも、猫に殺される前に、「猫に襲われた経験」を仲間に伝えて、徐々に姿を消していく。ネズミも、猫に1匹ずつ殺されて居なくなるわけではないのだ。 

f:id:chart15304560:20180806184041j:plain